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私は石橋内科の介護サービス部門「杏の里」で、ショートステイを担当しています。

ショートステイというのは、様々な事情でご家族が一時的に介護出来ない場合などに、1泊2日から1週間くらいの短いスパンで入所していただき、医学的管理のもと、リハビリや生活支援をさせていただくというサービスです。我が家に居るのと同じように寛いで過ごしていただきながら、様々な働きかけを通じて日常生活動作(ADL)を維持することをめざしています。

今日も久しぶりにお会いする利用者様が来てくださいました。「お久しぶりです」と御挨拶したら、「会いたかったよ」と手を握ってくださいました。こんな時、この仕事を選んで良かったとつくづく思います。


私が石橋内科のことを知ったのは、介護職を志して入学した専門学校でのことでした。卒業生が自分の就職体験を語る「母校訪問」という催しに、いまも石橋内科で働いておられる先輩が来られて話をしてくれたんです。私は病院での介護職というのがピンと来なくて、老人ホームのような施設を就職先として考えていたのですが、先輩の話を聞いているうちにみるみる惹き込まれていきました。

と言うのも、石橋内科ではドクター、看護師、セラピスト、介護福祉士、栄養士といった各分野のプロフェッショナルがチームとなって、トータルに利用者様をケアしていると言うのです。そんな世界があるとはこれまで思ってもみませんでした。何となく病院では看護師の下で介護にあたらなくてはならないようなイメージを持っていたので、先輩の話はまさに目からウロコでした。そういう所に飛び込んだら自分はきっと成長できる、そう思って石橋内科を志望し、思いが叶って就職することができました。


入ってみると石橋内科は思った通りの場所ではなく、思った以上の場所でした。「思った以上」という言葉には2つの意味があります。「思った以上に厳しくて、素晴らしい」という意味です。厳しい方からお話ししましょうか?石橋内科では、院内学会という病院内での学会が年に一度開かれます。どの職種の人も全員参加で、テーマを決めて研究発表しなくてはなりません。

たとえば私たち介護福祉士ですと、嚥下、水分補給、褥瘡、事故など利用者様について日頃抱えている問題の中からテーマを選び、解決するにはどうすればよいか仮説を立て、データを集めて実証していくわけです。ええっ、介護の仕事をしながらそんなことするの?と思うでしょう?私も最初はそう思いました。研究発表って・・・って。でもこれがものすごく現場で役に立つんです。一番は、様々な職種の人たちと協力しあうために、日頃の現場でも強い横のつながりができること。


二番目はドクター監修のもとにレポートを仕上げることによって、理論的で説得力のある物の考え方ができるようになることです。出来の良いレポートは全国に発表されます。自慢じゃないですけど、うちの病院の発表数はものすごく多いんですよ。世界も夢じゃないね、とよくみんなで言い合うのですが、きっと近い日に現実になる、いやしてみせると思っています(言っちゃいました!)。

厳しさについてお話ししているつもりが、素晴らしさを語っていますね(笑)。でも本当に楽しいことって、自分には無理かもと思うことに向かって努力する中にあるのだと、私はこの病院で教えてもらいました。ここは自分が望みさえすれば、成長のための環境をいくらでも与えてくれるところです。自分の中の可能性を信じて頑張る人が、私たちの仲間になってくれることを心から期待しています!